寒露
今日は二十四節気の寒露です。
二十四節気は1年の太陽の黄道上の動きを視黄経の15度ごとに24等分して決められているもので、寒露は黄経195°に到達した秋の5番目の節気です。
草木に冷たい露が降りる頃という意味で、秋の長雨が終わり、秋が深まり、稲刈りが終わる頃でその他の農作物の収穫もたけなわとなります。また北方から紅葉の便りが届きはじめます。
今日は台風の影響もあり冷たい雨ですが、秋は乾燥の季節です。
中医学、薬膳では秋の乾燥には梨が良いとされています。
でも梨を食べるとお腹が痛くなったり、下痢をしたり、食欲がなくなる、という人もいます。
中医学ではそれぞれの食材、生薬(漢方薬の中身)には性味と言って性質があります。夏野菜のきゅうりやレタスは体を冷やし、唐辛子やニンニクは体を温めるというのは皆さんもご存知ですね。
梨の性味は「涼」。寒涼系の中ではそれほどではないにしろ、やはり体を冷やします。効能は清熱。余分な体の熱を取るのです。ですからそもそも冷え性の方が食べるとお腹を壊すこともあるのです。
ただ体を潤わすという作用もあります。乾燥による喉の渇きには良く、他にむくみを取ったり口内炎に効いたりします。
ご自分の体調に合わせて適度に美味しく召し上がって下さい。
この時期は昼夜の寒暖差が大きくなります。皆さんも着る服に困っていらっしゃるのでは。
寒露以降は特に下半身の冷えに気をつけて下さい。お散歩などでしっかり歩くのも良いですよ。
先日お話しした月礼拝は下半身をしっかり使います。10月はクラスでも月礼拝を実施します。
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